手首の痛みでお困りの方へ
- boso-riharoomlumin
- 2025年11月19日
- 読了時間: 3分
1. 手首の痛みの主な原因
手首(手関節)は8つの手根骨が複雑に組み合わさった構造で、
負担がかかりやすく不安定性も生まれやすい関節です。
痛みの多くは以下のいずれかが関係します。
① 腱鞘炎(ド・ケルバン病)
親指側(橈側)の痛みで最も多い。長母指外転筋・短母指伸筋の腱が炎症を起こす。
▼エビデンス
腱鞘炎は反復動作と腱の摩擦が主原因(Walker-Bone et al., 2004)
女性・育児中の発症率が高い
② TFCC損傷(三角線維軟骨複合体の障害)
手をひねったり体重を乗せる動作で痛む。手首の受け皿として安定性を保つ組織。
▼エビデンス
手首の捻転ストレスが発症と関連(Atzei et al., 2010)
③ スマホ・PCによる手根骨のアライメント不良
前腕の筋緊張 → 手根骨が押しつぶされる → しびれ・痛み。
④ 前腕の筋膜の硬さ(屈筋群・伸筋群)
手首の動きは前腕の筋肉で行われているため、筋膜の緊張で手首に負荷が集中。
▼エビデンス
前腕筋群の硬さは手関節痛と関連(Cooper et al., 2009)
⑤ 神経の滑走障害(正中神経・尺骨神経・橈骨神経)
しびれ・ズキッとした痛みの原因に。
▼エビデンス
神経モビライゼーションは痛みと機能改善に効果(Coppieters et al., 2009)
⑥ 産後や更年期などでのホルモンバランスの変化
腱がむくみやすくなり腱鞘炎を起こしやすい。
2. 当施設での施術について
①手根骨・橈骨・尺骨の調整
✔目的
手首の関節の「詰まり」を解消
痛みの発生源となる摩擦や圧縮を軽減
▼エビデンス
手根骨モビライゼーションは可動域と痛みの改善に有効(Pekyavas et al., 2016)
②前腕〜手の筋膜の調整
✔対象
前腕屈筋群
伸筋群
手掌アーチの筋膜ライン
▼目的
腱への負荷を軽減
手首の動きが軽くなる
▼エビデンス
筋膜リリースは痛み改善・柔軟性向上に有効(Ajimsha et al., 2015)
③神経(正中・尺骨・橈骨神経)の
滑走性向上
✔目的
しびれや引っ張られる痛みの改善
埋もれた「神経の引っ掛かり」を解消
▼エビデンス
神経モビライゼーションは手関節痛を改善(Coppieters et al., 2009)
④肘・肩・姿勢の改善
手首の痛みの本質的な原因の多くは肘・肩・姿勢の崩れ にあります。
✔目的
手首に集中していた負荷を分散
日常動作の効率を改善
再発防止
▼エビデンス
姿勢改善は上肢痛・手首の負担軽減に効果(Falla et al., 2007)
3. まとめ
手首の痛みは「使いすぎ」に見えて実際は
❶ 手根骨のズレ
❷ 前腕筋の緊張
❸ 神経の滑走不良
❹ 肘・肩・姿勢からの負荷
❺ ホルモンバランスが複合して起きる問題。
手首だけを見ても改善しにくいという特徴があります。
そのため当施設では全身を調整していきます。
.jpg)
コメント