肘の痛みでお困りの方へ
- boso-riharoomlumin
- 2025年11月19日
- 読了時間: 2分
1. 肘の痛みの原因
肘関節は上腕骨 × 橈骨 × 尺骨 の3つで構成され、
さらに手首と指の筋肉がすべて肘に付着するため、
腕全体の負担が最後に肘に集まる構造 になっています。
① テニス肘(外側上顆炎)
もっとも多い肘の痛み。手首を反らす筋肉(伸筋群)の付け根が炎症を起こす。
▼エビデンス:
テニス肘患者の約80%に伸筋腱の変性が見られる(Kraushaar & Nirschl, 1999)
手首の過使用・握力低下が発症リスク(Coombes et al., 2015)
② ゴルフ肘(内側上顆炎)
手首を曲げる筋肉(屈筋群)の付け根が炎症。手仕事・育児・介護でも多い。
▼エビデンス:
反復動作と握力負荷が主な原因(Safran et al., 2005)
③ 上腕二頭筋腱炎・三頭筋腱炎
重い物を繰り返し運ぶ、介助動作などで発生。
④ 首・肩の不良姿勢(猫背)が肘に負担を集中
姿勢が崩れると肩 → 肘 へ力の流れが乱れ、動くたびに肘へ負担が増えます。
▼エビデンス:
頸部姿勢不良は上肢動作時の負荷増大と関連(Falla et al., 2007)
⑤ 神経の緊張(橈骨神経・正中神経・尺骨神経)
神経の滑走障害で肘の外側・内側が痛むことも多い。
▼エビデンス:
神経モビライゼーションは肘痛改善に有効(Ayhan et al., 2019)
2. 当施設での施術について
①肘関節のモビライゼーション
✔目的
関節の詰まりを取り動きを滑らかにする
肘に集中していた負担を分散
▼エビデンス
関節モビライゼーションは痛み・可動域改善に有効(Bisset et al., 2005)
②前腕〜上腕の筋膜滑走性向上
伸筋群(テニス肘)
屈筋群(ゴルフ肘)
上腕二頭筋、三頭筋
手首〜指の筋膜ライン
▼目的
筋緊張の軽減
腱付着部へのストレスを減らす
▼エビデンス
筋膜リリースは痛み軽減・握力向上に効果(Ajimsha et al., 2015)
③神経の滑走性向上
✔目的
神経の滑走改善
肘周辺のしびれ・鋭い痛みに効果的
▼エビデンス
神経モビライゼーションは肘痛治療に有効(Dommerholt et al., 2019)
④肩 × 肩甲骨 × 姿勢の改善
肘は“使われるだけ”の関節なので、原因は肩・肩甲骨にあることが非常に多い。
✔目的:
姿勢改善
上肢動作の効率化
肘の負担軽減
▼エビデンス
姿勢改善は上肢痛の低減に関連(Lewis et al., 2009)
5. まとめ
肘の痛みは局所だけでなく肩・姿勢・神経の滑走など、
広い範囲と関係しているため総合的な施術が必須。
そのため、関節 × 筋膜 × 神経 × 姿勢 × 筋力を同時に整える施術をおこないます。
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