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肘の痛みでお困りの方へ


1. 肘の痛みの原因

肘関節は上腕骨 × 橈骨 × 尺骨 の3つで構成され、

さらに手首と指の筋肉がすべて肘に付着するため、

腕全体の負担が最後に肘に集まる構造 になっています。

① テニス肘(外側上顆炎)

もっとも多い肘の痛み。手首を反らす筋肉(伸筋群)の付け根が炎症を起こす。

▼エビデンス:

  • テニス肘患者の約80%に伸筋腱の変性が見られる(Kraushaar & Nirschl, 1999)

  • 手首の過使用・握力低下が発症リスク(Coombes et al., 2015)


② ゴルフ肘(内側上顆炎)

手首を曲げる筋肉(屈筋群)の付け根が炎症。手仕事・育児・介護でも多い。

▼エビデンス:

  • 反復動作と握力負荷が主な原因(Safran et al., 2005)


③ 上腕二頭筋腱炎・三頭筋腱炎

重い物を繰り返し運ぶ、介助動作などで発生。


④ 首・肩の不良姿勢(猫背)が肘に負担を集中

姿勢が崩れると肩 → 肘 へ力の流れが乱れ、動くたびに肘へ負担が増えます。

▼エビデンス:

  • 頸部姿勢不良は上肢動作時の負荷増大と関連(Falla et al., 2007)


⑤ 神経の緊張(橈骨神経・正中神経・尺骨神経)

神経の滑走障害で肘の外側・内側が痛むことも多い。

▼エビデンス:

  • 神経モビライゼーションは肘痛改善に有効(Ayhan et al., 2019)


2. 当施設での施術について


①肘関節のモビライゼーション

✔目的

  • 関節の詰まりを取り動きを滑らかにする

  • 肘に集中していた負担を分散

▼エビデンス

  • 関節モビライゼーションは痛み・可動域改善に有効(Bisset et al., 2005)


②前腕〜上腕の筋膜滑走性向上

  • 伸筋群(テニス肘)

  • 屈筋群(ゴルフ肘)

  • 上腕二頭筋、三頭筋

  • 手首〜指の筋膜ライン

▼目的

  • 筋緊張の軽減

  • 腱付着部へのストレスを減らす

▼エビデンス

  • 筋膜リリースは痛み軽減・握力向上に効果(Ajimsha et al., 2015)


③神経の滑走性向上

✔目的

  • 神経の滑走改善

  • 肘周辺のしびれ・鋭い痛みに効果的

▼エビデンス

  • 神経モビライゼーションは肘痛治療に有効(Dommerholt et al., 2019)


④肩 × 肩甲骨 × 姿勢の改善

肘は“使われるだけ”の関節なので、原因は肩・肩甲骨にあることが非常に多い。

✔目的:

  • 姿勢改善

  • 上肢動作の効率化

  • 肘の負担軽減

▼エビデンス

  • 姿勢改善は上肢痛の低減に関連(Lewis et al., 2009)


5. まとめ

肘の痛みは局所だけでなく肩・姿勢・神経の滑走など、

広い範囲と関係しているため総合的な施術が必須。

そのため、関節 × 筋膜 × 神経 × 姿勢 × 筋力を同時に整える施術をおこないます。

 
 
 

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